FILmiPool Filecoinクラウドマイニング参加者の皆様へ
2020年10月15日BST 22:45にFilecoinメインネットワークが開始されました。この1週間の経過報告及び弊社のマイニング方針についてご説明いたします。
ついに、Filecoinのメインネットが立ち上がり、FILmiPoolはテストマイニングを稼働しております。メインネットの開始は、言わば新しい鉄道が完成したのと同じです。完成したての線路上で、新幹線が全速力を出すのはリスクが高いのと同様に、Filecoinメインネットでのマイニングも1-2週間の慣らし運転が必要です。参加者の皆様の利益の最大化を目的とし、以下に記載する理由から2020年10月30日からマイニングを開始する方針で進めております。最後に記載がある通り、該当する参加者の皆様には10月25日までにご自身のマイニング方法を決めていただき、弊社までメールでご連絡をいただきたいと思います。
Filecoin発案元のProtocol Lab(プロトコル・ラボ)が10月19日-23日のメインネットローンチを公表しております。
さらにこの期間にFilecoin (FIL)の重大なマイニングルールの変更も発表されました。
FILmiPoolは、この新ルールに基づいたコーディングを組み、今週中にマイニングを開始する方がお客様に有利な結果をもたらすと判断しました。
世界中のマイナーにとって大きな課題となっている前述のマイニングのルール変更とは、FILマイニングを始めるために必要な頭金である、
【フロントモーゲージ】(FIL 担保)
に関するものです。
具体的には、1TBのマイニングを開始するために、約5.44 FILの担保 (うち0.32FIL は消費される) をフロントモーゲージとして準備し、事前に預け入れる必要があります。このフロントモーゲージはマイニングの担保ですので将来の契約終了時に担保出資者に返還 ( 5.12FIL ) されますが、担保無しではマイニングを稼働できません。
先日、プロトコル・ラボが最新のメインネットの経済モデルを定義した「Filecoin経済モデル白書」を公式発表しましたが、その中で重要なポイントの1つとして、フロントモーゲージが挙げられています。このお知らせでは、フロントモーゲージについて解説し、FILmiPoolのクラウドマイニングへの影響を分析し、それに対する解決策を提示します。
「Filecoin経済モデル白書」に記述されたFILmiPoolのようなマイナーの収益の影響は以下の通りです。
仮に1TBの有効ストレージを生成したとして、その利益を得るためには以下のように進められます。
※「有効ストレージ」とはFILマイニングができる容量(ストレージ)のこと
プロトコル・ラボがフロントモーゲージを設ける目的:
FILマイナーが有効ストレージを生成するライフサイクル(180日)の間、フロントモーゲージを継続的に預入れ続ける必要があります。そうすることで、暫定的マイナーの営利目的の行動によってネットワーク全体のセキュリティが脆弱になるのを防義ます。そして、この担保として預け入れたフロントモーゲージは、1セクター(=32GB)のライフサイクル(180日間)終了後、マイニング開始181日目-360日目の180日間に渡り、毎日均等割りでマイナーに返還されます。32個のセクター(32GB)の積み重ねが1024GB=1TBでありますが、当然、新しいセクターをマイニングする度に、このフロントモーゲージが必要となります。
現在の単一セクターのフロントモーゲージは約0.16 FILであり、新しいセクターをマイニングする度に0.16FILはロックされていくので、マイナーが1TB(=32個のセクター)の有効ストレージを生成するまで、フロントモーゲージFILを常に「チャージ」しておく必要があります。
Filecoinは本質的にストレージビジネスであり、個々のマイナーはその根幹を担っています。マイナーが短期的な利益求め、本来の役割を投げ出すことがないように、マイナーとFilecoinの関係を長期的なものにして、共に発展することが求められています。経済モデルを通じてFilecoinの健全な発展を導くための試みです。以下、「Filecoin経済モデル白書」引用:
「例えば、1セクタ―ライフサイクルのフロントモーゲージ以外に、毎日のマイニング収益も180日間に渡って、毎日均等割りしてリリースするというルールも、マイナー達がプロジェクト側に長期的な拘束関係を確立するためのものです。このような コンセンサスが強化される仕組みの裏では、Filecoin当局(Protocol Lab)はFILインセンティブを用いて、Filecoinネットワークを短期的な営利目的のマイナー集団から、安定したストレージサービスを長期に渡り提供するより健全なビジョンへと強制的に変換させています。」
FILmiPoolのフロントモーゲージの測定
次に、FILmiPoolのマイニング商品について、フロントモーゲージの観点から計算してみたいと思います。
メインネットの最新データによると、現在の1セクター(=32GB)の担保は0.16FIL/32GiB、また1セクター生成するために、基本費用=GAS代は0.01FILが必要です。つまり、有効ストレージ1TB(=32GB*32個)をマイニングするためには、次の2つの構成要素が必要になります。
(1)事前にロックされているフロントモーゲージの0.16*1024/32=5.12FIL
(2)0.01FILの手数料(イーサネットのGAS料金と同様にリアルタイムで変化し、操作のたびに発生する純粋に消費される料金)
FILmiPoolのFilecoinクラウドマイニング12ヶ月商品【FIL1Y1GO】を例に解説します。
現在のFILの価格を32 USDTとすると、有効ストレージ新規1TBごとのフロントモーゲージの合計コストは(5.12+手数料0.01)*32USDT=164.16USDTで、FIL1Y1GO/FIL1Y2GOの商品価額は400-420USDTですので、フロントモーゲージが商品価格に占める割合は4割程度と、比較的高い担保なのが分かります。もちろんフロントモーゲージは最終的に返還されますが、マイニングを開始する前のFIL担保の支出は、すべてのマイナーにとって非常に大きな問題となっています。
このフロントモーゲージを調達するためには、マーケットで買うか、またはFilecoinオフィシャル側が計画している2ヶ月後の公式レンタルマーケットを利用するという方法があります。レンタルの利用には、おそらくUSDTのような資産を担保に入れる必要があると予測されます。
そこでFILmiPoolは、以下の取り組みを行うことになりました。
FILmiPoolの今後の取り組み
1)2020年10月15日のメインネットの開始後FILmiPoolがフロントモーゲージを負担してマイニングの試運転を行い、ブロックチェーンを作る資格となる100TBを超える有効ストレージを獲得しました。(現在FILmiPoolの有効ストレージは200TB+)
2)皆様がお持ちの商品は1年間のマイニング権利であり、初回の配当受け取り日から一年間有効です。試運転のリスクを避け、最適なタイミングでマイニングをスタートすることが、配当を受け取る皆様にとって有利であると考え、今週末に発表される新しいマイニングルール以降にマイニングを開始した方がよいと判断しました。
従来のルールは、マイニング収入が180日間に渡って毎日均等に配当されるというものでしたが、新しいルールは、初日に25%即日配当され、残りの75%のマイニング収入は180分割されたものが180日間に渡って毎日均等リリースされるというものです。つまりお客様の手元には、初日から25%の配当が届くことになり大変お得です。
Filecoin当局は、10月23日までにこの有利なマイニング条件をメインネットのコーディングに組み入れると発表しています。したがって、FILmiPoolでは10月23日を待ち、1週間のテストマイニングを経て、10月30日からマイニングを開始することになりました。
お客様が購入したマイニング権利は2020年10月30日からスタートし、そこから1年後の2021年10月30日まで毎日、マイニング産出のFILが受け取れます。
3)フロントモーゲージの問題:
1TBの商品を購入されたお客様は、10月30日からマイニングをスタートするためには、前述のように5.44FILのフロントモーゲージを調達する必要があります。これは現在、世界中のすべてのマイナーが直面している最大の試練です。FILmiPoolはこの問題に対して、以下の解決策を提案します。
- AcSEED Inc.様を通してFILmiPoolの商品をご購入いただいた皆様には、AcSEED Inc.様が新設した、無担保でフロントモーゲージがレンタルできる「AcSEED無担保ローン」をご利用いただけます。今後のマイニング収入からFILベースの元本と利息をAcSEED Inc.に返済するという条件で、AcSEED Inc. 様が無担保でマイニングに必要なFILを貸してくださいます。皆様はマイニングを開始するために不可欠なFIL担保をご自身で調達することなく、マイニングが開始できます。
- AcSEED Inc.様以外の招待コードで当商品をご購入されたお客様には、各販売チャンネル(ご招待元)とAcSEED Inc. 様と同様のローンの設立を進めております。また、紹介者なしで購入されたお客様には、弊社FILmiPoolが様と同じ条件で「FILmiPool担保ローン」の貸付を行い、フロントモーゲージをご支援させていただきます。
- 無担保ローンには利息が発生致しますので、利益の最大化を目的とする場合はご自身でフロントモーゲージ(FIL担保)をご準備されることをお勧めします。その場合、ご自身で1TBにつき5.44FILをBtcFX.ioでご購入いただき、フロントモーゲージに入れ、マイニングを開始することが可能です。前述の通りフロントモーゲージは配当期間終わった後にFILにて返還されるので、無くなることはありません。長期投資と考えた場合、こちらを選択することも可能です。考慮いただきたいリスクとしては、返還されるFIL価額が現在のFIL価格よりも下落する可能性です。
ご自身でフロントモーゲージを調達する予定のお客様は、必ず10月25日までにsupport@btcfx.io へ下記の内容をメールしてください。FILmiPoolが入金先アカウントを返信します。その後10月28日までに必要となるフロントモーゲージのFIL数を入金してください。フロントモーゲージ用のFILは、皆様のbtcfx.ioアカウントから購入していただけます。
なお、AcSEED Inc.様の招待コードでお申込みをされた方で、ご自身でフロントモーゲージをご準備される場合は11月15日までに《 support@acseed.sc 》下記の内容をメールしてください。
- アカウントUID
- メールアドレス
- 電話番号
- 保有するFIL1Y1GO、FIL1Y2GO数量
- 身分証明書の画像の添付
- 紹介者名または招待コード
*この機会にお客様のアカウントからご本人様確認書類を
メインネットの新しいマイニングルール変更及びフロントモーゲージの申込期間など、総合的に検討しまして、現在、10月30日のマイニングスタートを目標としております。いよいよ始まりましたメインネットローンチ、FILmiPoolは皆さまの利益を最大化するために計画的に邁進して参ります。
今後とも、ご協力をお願い申し上げます。
FILmiPool一同
2020年10月22日
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